聖地シャスタ山の宿で、リトリート

アメリカ先住民族の
”Sweat Lodge Ceremony”
『聖なる浄化儀式』

シャスタ山のカルーク族のメディスン・マン/ウォーキング・イーグル氏による解説

 
ウォーキング・イーグル氏はシャスタ山周辺に数ある先住民族のひとつである、カルーク族の出身で現在この部族の精神的指導者です。この儀式はアラスカ原住民とアメリカ北西部・西部・南部のアメリカ先住民族に広く分布しています。各々の地方によって若干儀式のしきたりに違いはあるものの、魂の汚れや、病気、災難、苦悩、苦痛をドーム型のテント(母なる子宮を意味し入り口は東向き)の中で浄化し、精神的に生まれ変わる 禊(みそぎ)の儀式 です。
 
シャスタ山の石(合計30~45個)を焼き、火の精神を歌と太鼓の調べ(言霊)と共に宿らせ、ドーム型のテントの中で聖水をかけます。その蒸気と熱気の中でメディスンマンは大自然の創造主に感謝を捧げ、祈り、メッセージを取り次ぎます。薬草、語り(言い伝え等)、歌、太鼓のリズムと共に身体、心、魂の毒素を発汗によって清め、想念のゆがみを癒し、自らの内に潜む魂とつながることによって、新たに大自然(宇宙)へと帰依する事を意味します。この儀式において、太鼓の演奏は音楽的な趣向ではなく、どちらかと言えば、儀式に降りてくるスピリット(波動)に調律する為のもので、使用される薬草の効果を高める役目もあります。アーユルベーダ薬学が言霊を使って、それぞれの薬草の効果を引き出すのと同じ原理です。このため、参加者が太鼓を自由奔放に叩いたり、気分で歌い出すことはせっかくの儀式(石を焼く行程、薬草、祈り等)を全部台無しにしてしまいます。実際にこの行為に関して氏が儀式を中断せざる終えないことが度々あります。参加者は儀式中、シャーマンである氏に同調しなければなりません。 
 

参加者の遵守事項

 

  • 神聖な儀式です。興味本位、好奇心の方はご遠慮ください。
  • 神聖な儀式なので写真撮影は禁止されています。
  • 儀式中、儀式前後24時間以内の薬物、アルコール、麻薬、マリファナの摂取は厳禁です。
    • 体内にアルコール成分・薬物成分が蓄積されている状態での儀式への参加は絶対に避けましょう。
  • 儀式前の数時間は重い食事をお控えください。
  • ロッジ内への飲食物の持ち込みは厳禁です。
  • 儀式中の私語、質問、通訳などは厳禁です。休憩中、儀式前後の大声での会話はお控えください。
  • 生理中の女性が儀式に参加したり、儀式に立ち会ったりすることはできません。これは、「女性は生命を産む神聖なる力を宿している」という解釈の元に、その神聖なる能力と「再生」の目的に行われる儀式を合せない配慮であり、生理中の女性を特別に尊重する為です。
  • 女性は露出性のある水着だけでの参加はご遠慮ください。Tシャツ、スカート、ワンピース、ショートパンツ等を着用してください。尚、アクセサリー、ネックレス、ピアスなどの装飾品、クリスタル、お守り、メガネ、鍵類などは儀式に必要ありませんので、あらかじめ外しておいてください。 
    • 尚、女性の方はお化粧(特に、つけまつげとアイシャドウ)は最低限もしくは、全く無い方が発汗を想定した場合、儀式により集中できます。
  • 儀式は基本的に無料です。よろしければ、ウォーキング・イーグル氏の「無欲の精神の活動」を支える為、参加者1名につき、$30~35のご寄付にご協力下さい。
    • スウェットロッジのセレモニーは、すべてこの寄付によってまかなわれています。

 
 

よくある質問

儀式には何を持っていったらいいですか?

  • 飲料水、バスタオル、着替え、ドネーション$30~$35
  • バスタオルは、ロッジに持ち込めますが、入る前にセージで浄化してもらうのが条件です。それ以外のもの、飲料水等はロッジ内に持ち込めません。また、クリスタルやお守り等も持ち込めません。

儀式の前の食事はどうしたらいいですか?

  • 儀式直前の食事はお控えください。数時間前に軽めの食事を取り、儀式まではゆっくりとお過ごしください。ジョギングをする時と同じコンディションが最適です。

服装はどうしたらいいですか?

  • 綿素材などでゆったりした服装が良いです。女性は、サマードレスのようなワンピースやロングスカートなど、また締め付ける下着などもない方がよいでしょう。男性もゆったりした半ズボン、Tシャツです。

儀式最中に暑くて耐えられなくなったらどうしたらいいですか?

  • この様な時は、床の上10cm以内の所まで頭を低くして、ゆっくり鼻から息を吸って口からゆっくりと出します。決して焦ってはいけません。この熱気にシャスタのスピリットが充満していることを思い出し、メディスンマンに同調し、祈りの作業を続けてください。肉体的・精神的限界を感じ、どうしても儀式を中断し表に出たい方は、メディスンマンの座っている方向に向かって「ドア!」と叫んでください。ドアが開くと時計回りの原則に従ってロッジが出られてください。ドアが開いている限り再入場できます。尚、儀式の途中に2回、焼けた石を追加します。その際に表に出られて休憩を取ることもできます。

儀式に特別な作法やルールはありますか?

  • 部族によって、儀式の詳細は異なり、たくさんの作法があります。そして、初回から儀式の全てのしきたり通りを学びきることも出来ません。 先ず、儀式の場に到着して、参加者の名前と住所を記帳し、寄付金を備え付けの木箱に入れます。 基本的な作法として最初にすることは、火場のそばにある『刻みタバコ』を左手で少量一つまみ、お祈りの気持ちをに刻みタバコに込め、石を焼いている火の中に捧げます。そして、ロッジの入る直前に全身、持ち込むタオル、太鼓等をセージの煙で浄化します。 入り口から入るときは時計回りで(左手の方向)入り、時計回りに退出します。 この時計回りの入場・退出は原則です。儀式の最中は、メディスンマンの言霊に集中して下さい。意味は分からなくとも、話したり、歌っている言葉、沈黙、太鼓の鼓動に自然界の治癒能力が宿っています。 この儀式を体験される方は最低30分~1時間前に儀式の場に到着し、地元の部族の方々のされている準備段階に注目して下さい。そして、部族の方の一つずつの行動に何の意味があるかと考えるよりも、参加者が、その行動に同調して、何を感じるか。。。そこに本当の意味があるのです。

 

「スウェットロッジ監修 吉川伸示」

 

参加方法

個人、グループの方へ

長年にスチュワート・ミネラル・スプリングスで毎週土曜日にスウェットロッジが行われていましたが、2017年12月より他の場所で行うようになりました。
詳細は、sparrowhawk@nctv.com へ、英語で直接お問合せ
ください。 

 

ご宿泊のグループで当インでのスウェットロッジ開催を希望される方へ

カルーク族のメディスンマンに、ストーニー・ブルック・インの裏庭でのスウェットロッジ・セレモニーを依頼することが可能です。セレモニーは、メディスンマンと彼のスタッフにより行われ、インは場所を提供いたします。 セレモニーの開催の可否は、彼らの判断に寄りますので、半年~数か月前までに、詳細をインまでお問い合わせください。
 
諸事情により、インで開催できない場合もございます。あらかじめご了承ください。